感じかたもそれぞれ。ひとにやさしく、自分にやさしく。

ムンプス難聴と色盲。HSPと敏感なHSCな子どもたち。つぶやきや色んなことを書いています。

【何歳から子どもは一人で寝て良いのか】自我の芽生えと呪縛からの解放

ご訪問ありがとうございます。

 

ある日突然子どもから、「2段ベッドで寝てみたい」と言われました。

 

正直、そろそろ一人寝の環境を整えないといけないかな?

とは感じていたけど、いざ子どもたちから言われると驚きました。

しかもすでに、誰が上の段で寝るか、子どもたちで決めていたのです。

なかなかの交渉を持ち掛けてきたな、という印象でした。

 

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いつから一人寝させるべきか

現在、 

長男小2。

次男年長。

 

海外では早くから一人寝をしていることは知っていましたが、何歳から一人寝させるパターンが多いのでしょう。

私の場合、きっかけは覚えていませんが小学校入学するのと同時に一人で寝ていました。

 

生活リズムのことを考えると、そろそろ一人寝してくれると助かる面もあるので、一人寝の効果などをざっと調べてみました。

 

president.jp

 

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いろんな意見がありますね。

 

特に気になったのが

『4歳から小学校1年生がベスト』という意見です。

我が家は2歳差での兄弟で、長男が4歳の時は、まだまだ母親の取り合いをしていまいたから一人寝は無理でした。

子育ては本当に個人差が大きいと感じます。

 

我が家の場合、自我の形成などいろいろ加味したうえで、このタイミングがベストなのでしょう。

寂しい気持ちはあるけれど、自分たちで意思決定したことに関しては、大いに賛同してやりたいです。

 

幸い2段ベットは夫とその兄弟が使っていたものが家にあり、使えるようにさえずればすぐにでも2段ベットで寝ることはできます。

 

「ほんまに?自分らだけで寝るの?寝れるの??絶対落ちるで」と何度も確認したところ、次男の意思も固かったので急いで環境整備しました。

 

2世帯同居の都合上、子ども部屋をまだ与えることはできないので、寝室の一角に2段ベットを置き、その近くで親が寝るスタイルにしました。

 

いざ、初めての一人寝

意気揚々と自分のベットへもぐりこむ子どもを見届けて、消灯。

初めは興奮気味な声が聞こえていたものの、二人ともスッと一人で寝ることができました。

近くで寝ていた私も、これにはびっくり。

人間湯たんぽとのお別れの瞬間でした。 

 

2時間ほど経ったころ、上の段で寝ていた長男が勢いよく落下。

 

「自分で上がれる?一緒の布団で寝る?」

「・・・いや、上で寝る」

 

寝ぼけ眼でも、返事はしっかりしていました。

その後も、また2時間後に毛布に包まった状態で落下。

今度は自分でさっさと上の段に上がりました。

 

下の段の次男はというと、朝まで起きることはなかったです。

むしろ「よく寝た~」と満足気でした。

 

一人寝のメリットデメリット

 

一人寝デビューからしばらく経ちました。

 

最初のうちは、興奮したりして寝つきが悪いときも多かったので、落ち着いて寝れるようにと、アロマスプレーを作って渡してあげたところ、気に入ったようで必ず寝る前にシュッシュとしています。

 

でも時々寂しくなるようで、二人して

「僕のベットで一緒に寝よう」と誘ってきます。

 

夫がいるときは、兄弟それぞれ親と一緒にベットで寝ることができます。

夫がいないときは、基本的に私が順番にベットを回ります。

 

寂しいときは親と一緒に寝ることもありますが、基本的にベットで寝てくれます。

 

親と一緒に寝てもいいし、一人で寝てもいい環境というのは、子どもが独り立ちしていく準備を見守っているような気がして、ほっこりしています。

  

 

*私として良かったこと

  • 寝る前にしておきたいことがあっても、子どもの就寝時間をあまり気にせずやることができる。
  • 子どもがふと起きたとき、隣に親がいなくても探しにこず、そのまま寝てくれる。
  • 布団の管理の仕方を教え、自分で管理させることができた。

 

*私として悪かったこと

  • 寝具の洗濯などの家事が増えた。
  • 「僕のベットに来て」という誘いに断れないこと。(たまに子どもが妥協して親の布団にくる)

 

 悪かったといっても、あえて言うならその2点です。

 

一人で寝てくれた日の、あの感動と寂しさは一言で表すことは難しいですが、やってみてとてもよかったです。

 

 

早く寝かせないといけない!!

という焦りも、なぜか無くなっていました。

 

今までずっと、寄り添わないと寝れなかった人たちが一人で寝ることで、無意識のうちに感じていたプレッシャーから解き放たれたんだと思います。

 

 

大事にすべきは自分だけではない、子どもの意識の変化

 

子どもたちの意識も少し変わりました。

 

自分だけの空間、というものが手に入ったことにより、この空間だけは自分の好きにして良いんだ!という感覚が生まれました。

 

また、自分の空間も大事だけど、自分以外の誰かの空間も大事であるという意識を持つようになり、領域不可侵条約が兄弟の中で締結され、それ破った場合はそれなりの報復を与え合うことになっているようです。

 

今のところ条約違反は次男だけがしていますが、あまりに違反が多いので、先日条約改定が行われました。

このように、きちんと話し合って自分たちだけで解決しようとしている姿を見ると、成長していると感じることもできるし、何より子どもならではの交渉が面白いです。

 

もちろん、私もベットの上においてある本やおもちゃは触らずに掃除をします。

彼らのテリトリーを守ることで、彼らが『自分の荷物の管理』がきちんとできるようになれば良いなと思っているからです。

 

 そして、自分たちのベットと同様に、誰かのテリトリーを勝手に侵してはならないということを正しく理解して欲しいです。

 

 

 

最後に。

 

領域不可侵条約を侵すべからず。

自分の領域内で起きたことは、自分の力で解決すべし。

 

子ども部屋を作ることが出来なくても、こうやって色々子どもたちが率先して決めごとをつくったので、自分たちで決めたこと(一人寝)を実現させてやれて良かったと思います。

 

また、『子どもの睡眠時間を確保しなくてはいけない』という呪縛から解き放たれたことにより、少し余裕が増えました。

 

自我が芽生え、自ら考え、できることが増えていき、巣立つのだと改めて感じました。

世の中が不安定でも、子どもは日々育つのだと。 

小さなことでも、子どもの成長を見逃したくないな、と思います。 

 

 

ここまで読んでくださってありがとうございます。

お体にお気を付けください。